名前 五智水(ごちすい)
住所 京都市東山区泉涌寺山内町32
場所 今熊野観音寺
問合せ先 075-561-5511
駐車場 境内に無料10台位有り。
交通 京阪東福寺駅から歩20分。市バス 208,207泉涌寺道下車。
お話 今熊野観音寺は西国33ヶ所観音霊場の一つで第15番札所です。
第1番の那智・青岸渡寺から始まり第14番の大津・園城寺(三井寺)の
次に続いています。
三井寺も名水があり、境内の絶えることのない霊泉があるところから
御井寺と呼ばれ、三部灌頂の法水としてこのお水が使われたので
三井寺となった。と伝わっています。
ちなみに最後第33番札所は岐阜の谷汲山の華厳寺です。
今熊野観音寺には今日もお遍路さんの団体さんが来られていました。
今熊野観音寺は「頭の観音」といわれ、「ぼけ封じ祈願」の寺として
知られています。
本堂には「ぼけ封じ」のための物品も多数販売しています。
弘法大師がこの地に来られた時、熊野権現のお告げがあり、
嵯峨帝に奏上し一堂を建立されたのが、観音寺の起こりです。
この地に観音寺を創始したとき、大師が錫杖で岩を突くと、
水が湧き出したと伝えられています。
大師はこの清涼なる清水を観音御利生の水として崇められ
「五智水」と名付けられました。
鐘楼横から多宝塔(医聖堂)へ上って行く途中に五智水があります。
ちいさな池の横です。
但し祠(ほこら)も新しく建て直してから五智水の名前が
付いていないので、どこにあるのか迷いました。が今は
本堂の前に五智水が井戸水として湧いている五智井があります。
五智水は今もこんこんと湧いています。