名前    石清水の霊泉(いわしみずのれいせん)
住所    京都府八幡市八幡高坊30
場所    石清水八幡宮内石清水社
       祭神は応神天皇、比淘蜷_の宗像三女神(ひめおおかみ)、神宮皇后の八幡三所大神
問合せ先 075-981-3001
駐車場   頓宮と二の鳥居の間に100台/¥1000円、山上にある神苑の駐車場100台は無料ですが
       道はややこしい住宅地を抜けるので、初めては難しいです。
交通    京阪電車八幡市駅から2分で一の鳥居、表参道を通って男山山上の本殿まで18分


お話    宇治川、桂川、木津川が合流する所に男山があります。
       3つの川は淀川となり、大阪を貫いて大阪湾へと流れています。
       平安時代、奈良の大安寺の僧、行教が豊前の宇佐神宮より
       八幡神を勧請し(859年)男山に清和天皇の命により建立しました。
       八幡造りの豪壮な本殿をはじめ多くの社殿が建ちました。
       男山には古くから霊泉を祀る石清水寺(後の護国寺)があったので
       社号も石清水八幡宮となりました。
       平安時代は朝廷の庇護を受けました。又源氏の氏神となり、源氏一門の隆盛に伴って 
       武士団が諸国に八幡神を勧請したので鶴岡八幡宮をはじめ、
       全国に八幡信仰が広まりました。
       石清水八幡宮には石清水井、筒井、藤井など八幡五水がありますが、
       「石清水の霊泉」は影清塚横から裏参道へ上がっていく途中にあります。
       松花堂弁当の名で御なじみの国史跡「松花堂跡」を過ぎて上がって行くと
       石清水社があり、社前に「石清水の井」(いわしみず)があります。
       もちろん今も霊泉が湧き出しています。
       2月1日と節分の日に行われる「湯立神事」のお水はここから汲んでいます。
       湯立神事とは本殿前にて釜で水を沸かし神楽女(かぐらめ)が神殿に献上します。
       そして参詣者に湯をふりかけて、厄除開運、無病息災、五穀豊穣を祈ります。
       「徒然草」52段におもしろいお話があります。
       仁和寺の僧が念願かなって石清水八幡宮へ参詣します。
       男山の麓までたどり着いて極楽寺、高良社(こうらしゃ)に参り、山上の本殿は見ずに
       帰って、友に言いました。 
       「八幡宮は荘厳で評判以上だった。人々は山へ登っていましたが、私は
       神に詣でるのが本意で山登りはしていません・・・」
       兼好法師は生半可な僧を 「少しの事にも、先達はあらまほしき事なり」と
       皮肉まじりに結んでいます。
       僧が間違うほど、かつて八幡宮は男山48坊といわれ、多数の僧坊や摂社が
       建ち壮大だったと云うことでしょう。
       
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飛行神社

近くに航空殉難者の霊を祀っています