名前    貴船神社の御神水(ごしんすい)                            住所    京都市左京区鞍馬貴船町180 
場所    貴船神社境内
問合せ先  075-741-2016
駐車場   ¥500円 / 2時間(10台)。
交通    叡山電鉄「貴船口駅」下車、京都バス「貴船」下車後、徒歩5分。
       又は「貴船口駅」から徒歩25分。


お話    鴨川の源流にある貴船神社です。
       神武天皇の母、玉依姫が黄船に乗って淀川を逆のぼり
       賀茂川を通り貴船川を上がってこの地に祠を奉ったのが始まりと
       云われています。
       鴨川は貴船が水源地になるので古来より治水を司る
       水の神さまとして崇敬を集めています。
       徒歩では叡山電車「鞍馬行き」で「貴船口駅」で下車をします。
       貴船川のせせらぎを聞きながら約30分なだらかなのぼりを
       歩くと本殿下の鳥居に着きます。
       貴船神社には本宮、奥宮、結社(ゆいのやしろ)があり、昔から
       本宮にお参りをしてから奥宮へ行き、最後に結社へお参りする
       三社詣でが習わしでした。
       奥宮では「丑の刻参り」の怖いお話があります。
       わら人形を五寸釘で木に打ち付ける呪詛です。
       貴船神社の丑の刻参りは謡曲「鉄輪」(かなわ)で有名になったようです。
       夫に捨てられた妻が恨みを晴らす為に丑の刻参りをするお話です。
       怖いお話はここまでにしてお水のお話に。
       鳥居をくぐり、本宮に向う石の階段を上ると左手に新しく建て直した
       社殿があります。
       本宮の社殿前の石垣からたえずあふれ出ているのが御神水です。
       御神水は、これまで一度も枯れたことがないと言う事です。
       弱アルカリ性の水で、古来よりお茶を点てるのにも使われてきました。
       また、「日本のルルドの泉」と言われているそうです。
       「ルルドの泉」とは、フランス南部に湧く聖水で、これを飲んだ病人が
       たちどころに治る、というすごい霊水です。
       歴史があり、神秘的な「奇跡の水」としてローマ法王庁にも
        「奇蹟」として認定されているのが「ルルドの泉」です。
       貴船神社の御神水はそれほどの「奇蹟」は、ありませんが、
       こちらの方が古くからある元祖です。安心して汲んでください。
       ただ水量はそんなに多くないので気を遣います。
       オリジナル容器も売っているらしいですが、わざわざ買わなくても
       いいと、おもいます。
       また、おもしろいおみくじが売っています。
       水占(みずうら)みくじです。
       水に浸けると文字が浮かび上がってきます。
       考えましたね。
       さすが水の神様ですね。

御神水

貴船神社の御神水
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貴船川

夏も涼しい貴船の川床