名前     柳の井 (やなぎ)
住所    京都市中京区西洞院通三条下ル柳水町75
場所    馬場染工場内
問合せ先 会社なので記載しません
駐車場   無し。
交通    市バス「四条西洞院」徒歩10分


お話    町の中の普通のビルの一角に柳の井があります。
       「黒染」で有名な馬場染工業の敷地内に「柳の水」の
       井戸が設えてあります。
       この辺りは柳水(りゅうすい)町とよばれ、本来は少し離れた
       場所に柳の水があったそうです。
       ここから北にある釜座町にも柳の水があったとも伝わっています。
       話はそれますが、釜座(カマンザ)の呼び名がとても外国語ぽいと
       思うのは京都人でない、よそ者だからでしょうか?
       現在は二軒が御釜師(おんかまし)を名乗り、京釜の技術を
       受け継いでいます。
       本題に戻って、ビルの入口にお水が汲めるようにしてありました。
       ちょっと一声かけて頂きましょう。
       この通(西洞院通)、明治時代までは西洞院川が流れていたそうです。
       川沿いには染物業が多く集まっていました。
       市電の開通にあたり川は暗渠となりレールを敷いたため、姿を
       消しました。しかし今も下水道として立派に使われています。
       現在も地下水を使用して染め物を行っているということで
       昔から成分が変わらずにお水が湧いているからでしょう。
       又、千家が茶の湯にも使用したそうで、利休がそばに柳の木を
       植えて井戸に陰を作ったとも云われています。
       今はアスファルトになって緑もなく風情がなくなってしまいました。
       

地図
柳の井
トップへ戻る